本日FARO社の最新の三次元レーザスキャナFocus3Dを使った計測実験を行った。その時に想ったコトを備忘録代わりに載せておく。
これがFocus 3Dだ。
最初に見て驚いたコトはその圧倒的なコンパクトさである。
以前のスキャナ(FARO Photon120)を知っている僕らには本当に衝撃的な小ささであった。
体積、重量、価格ともに比べて半分以下なのだから。
以前のスキャナは運ぶのにしてもコロコロのついた大きなケースを引きずっていかねばならなかった。それがFocus 3Dは片手で持てるハンドバックサイズになった。加えて、タッチパネルを用いれば、スキャナコントロール用のパソコンも必要ない。
これはChristensenのいうところの破壊的イノベーションとなりかねないのではないだろうか。
土木・測量系のニーズにもとづいて発達してきた3Dレーザスキャナ。Focus 3D以前のスキャナは計測範囲・計測精度・計測速度にもっぱらの関心を寄せ、開発を行ってきた。Focus3Dのコンセプトは明らかに従来のものと異なり、そのような性能は特段向上していない。
それと引き替えに開発したものは圧倒的な手軽さだ。
現在行われている三次元計測は土木、プラント、自動車業界でしか使われていない。
今回三次元計測が手に入れた手軽さは多様な業界に波及する起爆剤になりうるのではないだろうか。
ちょっとスキャナを持って、さっと測って帰ってくるといったお手軽三次元計測が可能になった。
何でもいい。3次元で記録したいものがあるなら必見。
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