; oi: 意思決定の要素分解(武器としての決断思考:瀧本哲史を読んで)

2016年3月19日土曜日

意思決定の要素分解(武器としての決断思考:瀧本哲史を読んで)



概要

学業、仕事、人生において様々な意思決定が存在するが、他人の意見にただ同調するのではなく、自らの頭で考え、決断・行動することが、これからの社会を生き抜く上で必要不可欠である。ディベートの考え方に基づき「決断」の仕方を分解・整理することによる、高いレベルの意思決定の方法について著されている。

備忘のため、ディベートの考え方に基づいた意思決定において考慮すべきことを整理してみた。

意思決定の要素分解

以下のように、意思決定は「あるアクションをするべきか、否か」を決定することが基本である。アクションによって、解消される問題もあれば、アクションによって新たに発生してしまう問題もある。








アクションの前後の状況を比較し、アクション後の状況の方が好ましい場合、アクションをとる。そうでなければ、そのアクションはとらない。現在の状況を正確に観測し、アクション後の状況を可能な限り推測し、客観的に好ましさを比較することが意思決定の全てである。








この意思決定において、確認すべきことをもう少しブレイクダウンすると以下になる。この各質問は、ディベートにおいて相手側の主張を切り崩していくポイントと合致するため、ディベート参加者は、この質問に対して周到な準備をして臨むのである。








さらに言えば、このアクションを起こすことに投資(費用)が必要な場合は、前後の状況の変化を定量的に評価し、アクション後の状況がアクション前の状況に比べどの程度良いかという期待効果を金額換算することで、投資可否を判断できるようにもなる。




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