「人工知能といえば」
最近のAIの隆盛はすさまじい。アカデミアにおける研究活動は勿論のこと、政府、企業におけるAI関連組織の編成や、AI関連予算のニュースも数多く取り沙汰されている。
一応、機械学習をかじったことがある身としては、AIと持て囃されている技術の大部分が、データから何かを統計的に学習するという点で従来の機械学習となんら変わりはなく見えてしまい、真新しさはほとんど感じない。
唯一の大きな違いとしては、計算機パワーの増大や、多種多様な学習データの増加によって、ディープラーニングという技術が、画像認識などの特定領域において従来技術に圧勝し、脚光を浴びたことであり、これこそがブームの正体だと思っていた。
しかしながら、先日友人と何気なく人工知能の会話になった際に「AIといったら、SiriやWatsonみたいなやつでは?」と言われてしまった。
文理を問わず、機械学習や最適化について、これまで学んだことの無い多くの人からしてみれば、AIの指し示す領域は、やはり「知性や人格をそこに感じる存在」なのである。SF映画の影響を色濃く受けていると考えられるが、人間の代替であり、延いては感情を兼ね備えて友人や敵になりうる存在としても想起されるようだ。そのAIの中で利用されている要素技術が、単なる統計だろうと、機械学習だろうと、ディープラーニングだろうと全く関係ないのである。
このような世間が考える「いわゆるAI」と「技術領域としてのAI」に乖離を感じたため、今回は「いわゆるAI」に主眼をおいて機械学習を活用してみようと思うに至った。
そこで、題材として選んだのが「対話ボット」である。
話題のTensorFlow・LINEトーク履歴を用いて対話ボットを作ってみた(2)
話題のTensorFlow・LINEトーク履歴を用いて対話ボットを作ってみた(3)
話題のTensorFlow・LINEトーク履歴を用いて対話ボットを作ってみた(4)
話題のTensorFlow・LINEトーク履歴を用いて対話ボットを作ってみた(5)
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